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Incident Reporting System/Updates/ja: Difference between revisions

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<languages/>
<languages/>
{{Private Incident Reporting System/Navigation|active=2}}
{{Incident Reporting System/Navigation|active=2}}
{{notice|1=
旧来は非公開事案通報システム<sup>※1</sup>と呼んできましたが改称し、'''事案通報システム'''としました。「非公開」という単語を除去してあります。ユニバーサル行動規範(UCoC)ならびに嫌がらせ行為という文脈において「非公開」とはコミュニティ参加者の安全確保と個人情報の尊重を指します。誤解されやすいのですが、通報の過程が全て対外的に秘匿されるわけではありません。この単語があるせいで誤解しがちというフィードバックがあり、また英語以外への翻訳に困難があると指摘を受けたことから、改称しました。("※":1=Private Incident Reporting System。2=)}}


<span id="Updates"></span>
<span id="Updates"></span>
== 更新情報 ==
== 更新情報 ==
<section begin="2023-11-10" />
=== {{dateT|2022|11|8}} ===
<span id="Test_the_Incident_Reporting_System_Minimum_Testable_Product_in_Beta_–_November_10,_2023"></span>
=== 事案通報システムのベータ環境におけるMTPをテスト – 2023年11月10日 ===

編集者の皆さん、開発初期段階の [[#Four Updates on the Incident Reporting Project – July 27, 2023|事案通報システムの仮説検証可能な最小限の製品(MTP=Minimum Testable Product)]]のテストにご参加ください。

[[mw:Special:MyLanguage/Trust_and_Safety_Product|信頼安全製品]]チームでは事案の発生に備えて、各利用者がトークページから通報できるよう、基本的な製品版を作成しました。

'''注期:'''この版の製品は、非公開のメールアドレス宛に送る通報について、知見を得るためにあります。(例えばemergency{{@}}wikimedia.org または管理者グループ。)<u>シナリオとして想定できるすべての場合に対応できるわけではなく、公開の伝言板への対応はできません</u>。

この初期段階が効果的かどうか判断に使いますので、ぜひ皆さんのフィードバックをお寄せください。

'''テストをしてみる:'''

'''1.''' ベータ版のウィキペディアで好きなトーク名前空間のページを開き、そこに協議があることを確かめます。サンプルのトークページは [https://en.wikipedia.beta.wmflabs.org/wiki/User_talk:Testing?dtenable=1 User talk:Testing] と [https://en.wikipedia.beta.wmflabs.org/wiki/Talk:African_wild_dog?dtenable=1 Talk:African Wild Dog] ですので、ログインしてどちらかを使うことも可能です。

'''2.''' 次に画面上のコメント窓の '''Reply''' リンクのそばにオーバーフロー・ボタン(縦に折りたたみ式)があります。それを押してメニューを展開、'''Report''' をクリック(スライド1ご参照)。あるいは '''Tools''' メニューの '''Report''' リンクを押します(スライド2)。<gallery widths="400" heights="300" mode="packed">
File:A screenshot of buttons seen by user during Incident Reporting System Beta test.png|link=|alt=利用者に表示するボタンの画面キャプチャ。事案通報システムのベータ版テストで使用|スライド1
File:A screenshot of Tools menu seen by user during Incident Reporting System Beta test.png|link=|alt=利用者に表示するツールメニューの画面キャプチャ。事案通報システムのベータ版テストで使用|スライド2
</gallery>
'''3.''' 次に通報の手順に進み、フォームに記入して送信します。するとメールが[[mw:Special:MyLanguage/Trust_and_Safety_Product|信頼安全製品チーム]]に届き、このアドレスでしか皆さんの通報は読めません。<u>今回はあくまでもテストであり、現実に発生した事案の通報には使えません。</u>

'''4.''' テスト中は、次の質問を頭に置いて操作してください。
* この通報システムの感想は? 特に、どこがよいか、嫌いな点はどこですか?
* 拡張機能というものに慣れている人なら、これを皆さんがいつも活動するウィキに導入したいですか?
* この諸機能通報段階で、何か見落とした課題はありませんか?

'''5.''' テストが完了したら、[[Talk:Incident Reporting System|トークページ]]にご指摘やご意見、ご質問を投稿してください。

{{notice|1=
== トラブル対策 ==

'''オーバーフローメニューが見つからない、通報リンクがない、記入したのにフォームを送信できない'''場合は、次の点を確認してください。
* ログインしています
* ベータ・アカウントのメールアドレスを確認しました
* 3時間前にアカウントを作成し、編集を1回以上したこと。
* MTPが[[mw:Special:MyLanguage/Extension:DiscussionTools|議論ツール]]と統合されたせいで、このツールが立ち上がったと考えられます
'''議論ツールを読み込めない場合'''、ツールメニューからバグを報告してください。("※"=DiscussionTools。)

'''2回目の通報ができない場なら、'''未承認の利用者の場合、同じ事案なら1日の通報は1回限定、自動承認利用者の上限は1日5回とされていますのでご注意ください。テスト実施前、これらの要件は悪意のある利用者にシステムを濫用されないようにする役に立ちます。
}}<section end="2023-11-10" />
<section begin="research-findings" />
<span id="Update:_Sharing_incident_reporting_research_findings_–_September_20,_2023"></span>
=== 情報更新:事案通報の調査結果とわかったことを公開 – 2023年9月20日 ===

事案通報システム・プロジェクトは、試案版ウィキにおいて嫌がらせ行為に関する調査を完了したところです。

2023年初頭に始めたこの調査はウィキペディアのインドネシア語版と朝鮮語版を対象に、嫌がらせ行為の内容の把握と、通報の方法、通報を受けた人の対処手順はどのように進むか理解するためです。

調査結果を公表しました。<section end="research-findings" />

[[File:Findings Report Incident Reporting 2023.pdf|thumb|center|事案通報の調査結果からわかったこと2023年版|alt=]]
<span id="Four_Updates_on_the_Incident_Reporting_Project_–_July_27,_2023"></span>
=== 2023年7月27日 – 事案通報プロジェクトの更新4件 ===

皆さん、こんにちは。さて当信頼安全製品チームでは、この2ヵ月ほど Incident Reporting System(事案通報システム)の[[m:Special/MyLanguage/Private Incident Reporting System#Phase 1|第1段階]]の仕上げに取り組みました。

この段階の目的は皆さんのフィードバックに対応するように、製品の方向性の定義と展望をまとめることにあります。次の段階に何をすれば良いか、よりよく理解できました。

<span id="1._We_are_renaming_the_project_as_Incident_Reporting_System"></span>
==== 1. プロジェクト名を事案報告システムに改称(Incident Reporting System) ====

プロジェクト名を事案通報システムすなわち'''Incident Reporting System''' と改称、従来の「Private」非公開情報を除去しました。

嫌がらせ対策とユニバーサル行動規範(UCoC)の文脈では、「非公開」(Private)とはコミュニティ参加者の個人情報を尊重し安全性を確保することです。通報の過程が全て非公開という意味ではありません。

お寄せいただいたフィードバックには、この用語は誤解を呼びやすく英語以外に翻訳しにくいというご指摘がありました。そこで除去した次第です。

<span id="2._We_have_some_feedback_from_researching_some_pilot_communities"></span>
==== 2. パイロット対応のコミュニティから寄せられたフィードバックを皆さんと共有する予定 ====

嫌がらせ行為に関しては、ウィキペディアのインドネシア語版と朝鮮語版のコミュニティにおいて調査しました。フィードバックに基づき、これらのコミュニティの利用者の皆さんが嫌がらせ行為をどのように通報したか理解し、その情報から系統図(マップ)を作成して文書化しました。どちらのコミュニティでも私たちが調べた限りでは、これらのマップから現在、利用者が嫌がらせ行為や虐待の事案をどのように通報しているか読み取れます。

<gallery widths="300" heights="300">
File:Local reporting workflow for Korean Wikipedia.jpg|朝鮮語版の嫌がらせ事案の通報手段
File:Local reporting workflow for Indonesian Wikipedia.jpg|インドネシア語版の嫌がらせ事案の通報手段
</gallery>

これらの手順案にフィードバックをお寄せいただく場合は、[[m:Special:MyLanguage/Talk:Private Incident Reporting System|トークページに投稿をお願いします]]。

<span id="3._We_have_updated_the_project’s_overview"></span>
==== 3. プロジェクトのまとめを更新 ====

'''今後のために構築しておきたいこと'''

* 当信頼安全ツール・チームでは(訳注:嫌がらせ)事案/UCoC違反の通報用拡張機能を開発する計画です。
* この拡張機能は設定可能にする予定で、コミュニティごとにそれぞれのローカルの過程に適合可能
* 拡張機能の名称は '''ReportIncident'''(事案通報)
* この拡張機能の目標を以下に記します。
** ウィキメディアンが関与したあれこれのUCoC違反案件に関して通報を促進する
** これら通報を適切な実態へ申し送り、対応してもらう
** 信頼できる通報を促し、対応不能な案件を選別/転送。
** ローカルの手順に沿った通報を両方の面、すなわち非公開(固有のメールアドレス宛てなど)でも公開(ウィキ上の管理者掲示板など)でも容易にします。
* 拡張機能は事案に依存しないこと<sup>※</sup>を目指します(さまざまな種類の事案の通報に対応する機能)。("※"=incident agnostic。)

'''作業対象としないこと'''

* このシステムの目的は通報と手続きへの申し送り(ルーティング)に限定され、内容の処理には対応しません。
* このシステムの対象はUCoC違反に関する事案です。 他の種類の申請にはこれを使用しません(技術面の支援、アカウントのアクセス関連など)
* このシステムの目的は、Wiki 上の既存の手順を置き換えること'''ではありません'''。このシステムを介し、既存の手順がもっと使いやすくなることを目指します。

<span id="4._We_have_the_first_iteration_of_the_reporting_extension_ReportIncident"></span>
==== 4. 通報拡張機能'''ReportIncident''' は繰り返し開発のスタート段階 ====
{{notice|1=繰り返し開発の初期であり、まず最初の一歩として、ごく限定的な基本の機能のみ対象にします。まだまだ製品完成版ではありません。}}

昨年11月の話し合いでは、範囲をごく限って小規模に始めるにはどうすればよいか考え、繰り返し開発の最初の段階では非常に基本的な利用者体験を作成しようと決めました。

'''繰り返し開発初期として今回は何をするの?'''

* 利用者トークページから通報できる。
** 主題の見出しは対象。
** コメントは対象。
* 基本的なフォームに記入すると提出できる。
* 送信先は固有のメールアドレス(テスト目的のためアドレスはダミー)。

'''設計'''

MTPのv. 1(テスト対象の最小版製品)では、ウィキメディアン個人の皆さんから記事の見出しあるいはトークページのコメントが嫌がらせなど不適切であると通報できるようにします。設計の具体案は以下のとおり。

<gallery caption="モバイル版">
File:Mobile Entry point (Topic header).png|alt=
File:Mobile IRS Step 1 (Dialog).png|alt=
File:Mobile IRS Step 2 (Form).png|alt=
File:Mobile Step 2 (Error 1).png|alt=
File:Mobile Step 2 (Error 2).png|alt=
File:Mobile Step 2 (Scroll).png|alt=
File:Mobile Step 2 (Typing).png|alt=
File:Mobile Step 2 (Word count).png|alt=
File:Mobile Step 3 (Success message).png|alt=
</gallery>

<gallery widths="200" heights="200" caption="デスクトップ版">
File:Desktop Entry point (Topic header).png|alt=
File:Desktop Entry point (Comment).png|alt=
File:Desktop Step 1 (Dialog).png|alt=
</gallery>

<span id="Implementing_Designs_–_What’s_next"></span>
==== 設計の展開 – 次の段階とは ====

信頼安全製品チームでは現在、これらの初期設計を MTP として開発中しています。ベータ・クラスターへの展開、内部でテストし概念を実証します。その目的は技術に実現可能かどうか評価することにあります。すべてがうまく進んだ場合、次の段階でtest.wikimedia.org に展開して、使い心地をテストしてフィードバックを集めます。

初回の展開に関して、皆さんのフィードバックをトークページでお待ちしています。

{{new collapse|headline = <nowiki/>

=== {{anchor|November_8,_2022}} {{dateT|2022|11|8}} ===
<nowiki/>
| content =
この1、2ヵ月にわたり当チームでは問題発生の空間の把握と、皆さんが何に苦慮されている点、ニーズとこのプロジェクトが期待されていることを理解しようと努力してきました。その具体的な道すじは次のとおりです。
この1、2ヵ月にわたり当チームでは問題発生の空間の把握と、皆さんが何に苦慮されている点、ニーズとこのプロジェクトが期待されていることを理解しようと努力してきました。その具体的な道すじは次のとおりです。
*[[:File:Literature review Q1 FY23 (1).pdf|嫌がらせ行為に関する調査]]その他の関連文書を通読し総合評価(2013年以降)。
*[[:File:Literature review Q1 FY23 (1).pdf|嫌がらせ行為に関する調査]]その他の関連文書を通読し総合評価(2013年以降)。
Line 17: Line 168:
===== 安全に注力する =====
===== 安全に注力する =====


コミュニティの[[Movement Strategy/Recommendations/Provide for Safety and Inclusion|包括性と安全性に役立つ]]ことを目指す運動戦略の勧告。私たちの究極の目標はウィキメディアのプロジェクト群に参加する人々が'''安全だ'''と感じることにあり、これを指針として[[w:Special:MyLanguage/minimum viable product|実用最小限の製品]](MVP)で注力するべきことに取り組みます。
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
The recommendation from the Movement Strategy discussions is to [[Movement Strategy/Recommendations/Provide for Safety and Inclusion|provide for safety and inclusion]] within the communities. As our ultimate goal is for people to feel '''safe''' when participating in Wikimedia projects, we will use this as the guiding principle for what to focus on in the [[w:minimum viable product|minimum viable product]] (MVP).
</div>


<span id="Project_Approach:_start_small"></span>
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
===== プロジェクトの取り組み方:初めは小さく =====
=====Project Approach: start small=====
</div>


当プロジェクトを考えるとき、思慮すべきことはたくさんあります。
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
There are a lot of things to take in consideration when thinking about this project.
</div>


*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Many types of '''Users''': reporter, responder, observer, accused, monitor</span>
*多種多様な'''利用者''':レポートする人、反応する人、評論する人、告発を受けた人、モニターする人<!-- reporter, responder, observer, accused, monitor -->
*'''使い方'''の多様性:: 晒し、職権乱用、コンテンツ違反、セキュリティ違反、法的な問題など
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Many '''Use cases''': doxing, abuse of power, content violations, security breaches, legal issues etc.</span>
*'''複雑さ'''の多面性:管理者が嫌がらせ加害者である、オフウィキの嫌がらせ行為、政府の干渉など
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">A lot of '''Complexities''': admins as harassers, off wiki harassment, government interference etc.</span>
当プロジェクトは時間の経過とともに進展してより複雑さを増していく見込みです。''''''そのため小さく小さく始めて、初めから複雑さが高いところに飛び込まないことが肝心です'''。
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
This project will grow and become more complex over time. '''So we need to start really small, with a very limited scope before we dive into anything more complex'''.
</div>


<span id="Focus_on_two_types_of_users"></span>
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
===== 焦点は2種類の利用者 =====
=====Focus on two types of users=====
</div>


利用者層について、複数のタイプがあるとわかりました。
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
We have identified a few different types of users:
</div>


*'''通報者''':嫌がらせ行為を受け、事案(report)として届け出る人。<!-- 通報者 reporter -->
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Reporters''': Users who have experienced harassment, and are filing a report.</span>
*'''対応者''':事案の通報を受けた利用者で、手を貸そうとする人(人たち)。
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Responders''': Users who receive the report, and want to help.</span>
*'''被通報者''':事案で告発された利用者。
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Accused''': The users who are named in the report.</span>
*'''Monitor''':事案の経過を追尾する人。目的は問題のより深い理解もしくは当事者が確実に適切に扱われるよう図るため。
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Monitor''': People who are interested in tracking the progress of reports, to understand the problem better or to ensure that people are treated properly.</span>
最初は小さく始めるために、当初は通報者と対応者に焦点を当てます。
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
Since we want to start small, we will focus on reporters and responders first.
</div>


<span id="MVP_Approach_(Short-term)"></span>
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
===== 実用最小限の取り組み (MVPの短期目標)=====
=====MVP Approach (Short-term)=====
</div>


近付きたい方法は、基本的な経験が実際に機能するか解決する手助けとなる小さなものを構築することにあります。
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
The way we would like to approach this is to build something small that will help us figure out whether the basic experience actually works.
</div>


MVPの根本方針
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
Principles of the MVP:
</div>


*設計し試験し数個のパイロットウィキで公開します。
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">We will design for and test and release on a few pilot wikis</span>
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Since our goal is to address safety we are going to focus only on [[Special:MyLanguage/Universal Code of Conduct#3.1 – Harassment|3.1]] (Harassment) in the [[Special:MyLanguage/Universal Code of Conduct|UCoC]].</span>
*目的が安全に取り組むことにあるために、[[Special:MyLanguage/Universal Code of Conduct|UCoC]][[Special:MyLanguage/Universal Code of Conduct#3.1 – Harassment|3.1]](ハラスメント)だけを対象にするつもりです。
*二つのユーザーグループのためだけに基本的な経験を調査します。
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">We will explore a basic experience for two user groups only:</span>
**'''報告者は'''報告を提出する方法を理解し、報告過程を完了するのに十分な満足を感じます。
**<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Reporters''' will understand how to file a report, and feel comfortable enough to complete the report process.</span>
**問題を理解するために必要な情報を提供しながら'''応答者は'''明確な報告を受け取ります。
**<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Responders''' will receive clear reports, giving them the information that they need in order to understand the problem.</span>
*MVPは現在の体制に繋がります(いかなる現存するプロセスを変えることはありません)。
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">MVP will connect to current systems as they are (we are not changing any existing processes)</span>
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
This experiment should also help us explore and answer some important questions and learn things as we go:
</div>


この実験は重要な疑問を探求し回答し行うべきことを学ぶ助けにもなるべきです。
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Entry points''' (where reporting starts) – what are they, should we have one or more?</span>
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Users''' – do people easily discover the entry point? What do they think will happen when they engage it?</span>
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Scale''' – can we do this at scale? Will we overwhelm the responders? etc.</span>
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Data''' – can we build something that will help us collect the data we need in order to make decisions? What can we measure to know we’re moving in the right direction?</span>
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
=====What we are not doing (yet)=====
</div>


*'''入口'''(報告活動が始まる場所):何であり一つまたは複数持つべきか。
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
*'''ユーザー''':人々は容易に入口が見つかるか。従事する際に起こることを考えているか。
The idea is to start with a really small scope, try a few things and learn as we go. Therefore we need to be very clear about what we are not going to do yet:
*'''規模''':規模でできるか。応答者を力で圧倒するか。
</div>
*'''データ''':決定するために必要なデータを集める手助けとなるものを構築できるか。正しい方向に向かっていることを知るために何を評価できるか。


<span id="What_we_are_not_doing_(yet)"></span>
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">We are not solving for bad admins and/or other complex use cases</span>
===== 未着手の部分(現状) =====
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">We are not fixing existing flawed processes</span>
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Not everything in the UCoC is about safety but we are focusing only on safety</span>
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">Agnostic reporting – we cannot do this without validating a basic reporting experience works with a specific type of incident</span>
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
=====What happens after the MVP (long-term)=====
</div>


この考え方は本当に狭い範囲で始まり数個のものを試しすべきことを学ぶことにあります。従ってまだするつもりのないことは非常に明確にする必要があります。
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
We have some ideas about v2 and v3 but we want to experiment with an MVP first and see how people feel about it. What we learn now will be useful to make decisions about future versions.
</div>


*悪い運営などの複雑な利用場面のためには解決していません。
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
*現存する欠陥のあるプロセスには合致していません。
Some v2 and v3 ideas include:
*UCoCのものは必ずしも安全に関するものではありませんが、安全にだけ焦点を当てています。
</div>
*不可知論的な報告<sup>※</sup> – これを行うには、基本的な報告体験が特定の種類の事案でも機能するかどうか検証することが先決です。("※"=Agnostic reporting。)


<span id="What_happens_after_the_MVP_(long-term)"></span>
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Private reporting''' (creating a private space for reporters and responders to interact)</span>
===== MVP 以降の流れ(長期の視点) =====
*<span lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">'''Escalation''' (having the ability to route cases to a different entity for further support)</span>
<div lang="en" dir="ltr" class="mw-content-ltr">
In order to explore these two ideas we need to ensure the basic/core experience actually works. If it does we will build on top of it.
</div>


バージョン2と3に関するアイデアはいくつかあるものの、当初はMVP(実用最小限製品)を試験して皆さんに諮り(はかり)、反応を知りたいと考えます。この段階で学んだことは、将来のバージョンに関する決定にきっと役立つからです。
<span id="Discussions_points"></span>
==== 協議の主題 ====


そのバージョン2と3関連のアイデアには以下を含みます。
*この取り組み方について、どう思われますか?


*'''非公開の通報'''(非公開の空間を設けて通報者と対応者が交流)
*このプロジェクトに関して、どんな点が怖いとか、気掛かりですか?
*'''申し送り'''(Escalation=チーム外の実態に事案対応のサポート追加を依頼するため、先方に送る経路を設ける)
これら2案の妥当性を探るため、基本的な/核となる経験が実際に有効であることを確認しなくてはなりません。有効とわかったら、その上に構築していきます。

<span id="Discussions_points"></span>
==== 協議の主題 ====
* この取り組み方について、どう思われますか?
* このプロジェクトに関して、どんな点が怖いとか、気掛かりですか?


皆さんのご意見ご感想ご助言をぜひ[[Talk:Private_Incident_Reporting_System|トークページに投稿してください]]。
皆さんのご意見ご感想ご助言をぜひ[[Talk:Private_Incident_Reporting_System|トークページに投稿してください]]。
}}

<span id="Update_–_September_30,_2022"></span>
== 2022年9月30日更新 ==


=== {{DateT|2022|9|30}} ===
問題空間をよりよく理解し、答えるべき重要な問題を識別するため、フィードバックを受け付け、既存の文書類を精読し、インタビュー(取材)を重ねてきました。現在は当プロジェクトの範囲をより明確にするため、これまでに集めた情報を総合判断する作業に取り掛かっています。大量の情報に目を通しており、ある程度の時間を要することは自明として、今までに知らなかったことがとてもたくさんあります。
問題空間をよりよく理解し、答えるべき重要な問題を識別するため、フィードバックを受け付け、既存の文書類を精読し、インタビュー(取材)を重ねてきました。現在は当プロジェクトの範囲をより明確にするため、これまでに集めた情報を総合判断する作業に取り掛かっています。大量の情報に目を通しており、ある程度の時間を要することは自明として、今までに知らなかったことがとてもたくさんあります。

Latest revision as of 03:23, 6 January 2024

事案通報システム

更新情報

事案通報システムのベータ環境におけるMTPをテスト – 2023年11月10日

編集者の皆さん、開発初期段階の 事案通報システムの仮説検証可能な最小限の製品(MTP=Minimum Testable Product)のテストにご参加ください。

信頼安全製品チームでは事案の発生に備えて、各利用者がトークページから通報できるよう、基本的な製品版を作成しました。

注期:この版の製品は、非公開のメールアドレス宛に送る通報について、知見を得るためにあります。(例えばemergency(_AT_)wikimedia.org または管理者グループ。)シナリオとして想定できるすべての場合に対応できるわけではなく、公開の伝言板への対応はできません

この初期段階が効果的かどうか判断に使いますので、ぜひ皆さんのフィードバックをお寄せください。

テストをしてみる:

1. ベータ版のウィキペディアで好きなトーク名前空間のページを開き、そこに協議があることを確かめます。サンプルのトークページは User talk:TestingTalk:African Wild Dog ですので、ログインしてどちらかを使うことも可能です。

2. 次に画面上のコメント窓の Reply リンクのそばにオーバーフロー・ボタン(縦に折りたたみ式)があります。それを押してメニューを展開、Report をクリック(スライド1ご参照)。あるいは Tools メニューの Report リンクを押します(スライド2)。

3. 次に通報の手順に進み、フォームに記入して送信します。するとメールが信頼安全製品チームに届き、このアドレスでしか皆さんの通報は読めません。今回はあくまでもテストであり、現実に発生した事案の通報には使えません。

4. テスト中は、次の質問を頭に置いて操作してください。

  • この通報システムの感想は? 特に、どこがよいか、嫌いな点はどこですか?
  • 拡張機能というものに慣れている人なら、これを皆さんがいつも活動するウィキに導入したいですか?
  • この諸機能通報段階で、何か見落とした課題はありませんか?

5. テストが完了したら、トークページにご指摘やご意見、ご質問を投稿してください。

情報更新:事案通報の調査結果とわかったことを公開 – 2023年9月20日

事案通報システム・プロジェクトは、試案版ウィキにおいて嫌がらせ行為に関する調査を完了したところです。

2023年初頭に始めたこの調査はウィキペディアのインドネシア語版と朝鮮語版を対象に、嫌がらせ行為の内容の把握と、通報の方法、通報を受けた人の対処手順はどのように進むか理解するためです。

調査結果を公表しました。

事案通報の調査結果からわかったこと2023年版

2023年7月27日 – 事案通報プロジェクトの更新4件

皆さん、こんにちは。さて当信頼安全製品チームでは、この2ヵ月ほど Incident Reporting System(事案通報システム)の第1段階の仕上げに取り組みました。

この段階の目的は皆さんのフィードバックに対応するように、製品の方向性の定義と展望をまとめることにあります。次の段階に何をすれば良いか、よりよく理解できました。

1. プロジェクト名を事案報告システムに改称(Incident Reporting System)

プロジェクト名を事案通報システムすなわちIncident Reporting System と改称、従来の「Private」非公開情報を除去しました。

嫌がらせ対策とユニバーサル行動規範(UCoC)の文脈では、「非公開」(Private)とはコミュニティ参加者の個人情報を尊重し安全性を確保することです。通報の過程が全て非公開という意味ではありません。

お寄せいただいたフィードバックには、この用語は誤解を呼びやすく英語以外に翻訳しにくいというご指摘がありました。そこで除去した次第です。

2. パイロット対応のコミュニティから寄せられたフィードバックを皆さんと共有する予定

嫌がらせ行為に関しては、ウィキペディアのインドネシア語版と朝鮮語版のコミュニティにおいて調査しました。フィードバックに基づき、これらのコミュニティの利用者の皆さんが嫌がらせ行為をどのように通報したか理解し、その情報から系統図(マップ)を作成して文書化しました。どちらのコミュニティでも私たちが調べた限りでは、これらのマップから現在、利用者が嫌がらせ行為や虐待の事案をどのように通報しているか読み取れます。

これらの手順案にフィードバックをお寄せいただく場合は、トークページに投稿をお願いします

3. プロジェクトのまとめを更新

今後のために構築しておきたいこと

  • 当信頼安全ツール・チームでは(訳注:嫌がらせ)事案/UCoC違反の通報用拡張機能を開発する計画です。
  • この拡張機能は設定可能にする予定で、コミュニティごとにそれぞれのローカルの過程に適合可能
  • 拡張機能の名称は ReportIncident(事案通報)
  • この拡張機能の目標を以下に記します。
    • ウィキメディアンが関与したあれこれのUCoC違反案件に関して通報を促進する
    • これら通報を適切な実態へ申し送り、対応してもらう
    • 信頼できる通報を促し、対応不能な案件を選別/転送。
    • ローカルの手順に沿った通報を両方の面、すなわち非公開(固有のメールアドレス宛てなど)でも公開(ウィキ上の管理者掲示板など)でも容易にします。
  • 拡張機能は事案に依存しないことを目指します(さまざまな種類の事案の通報に対応する機能)。("※"=incident agnostic。)

作業対象としないこと

  • このシステムの目的は通報と手続きへの申し送り(ルーティング)に限定され、内容の処理には対応しません。
  • このシステムの対象はUCoC違反に関する事案です。 他の種類の申請にはこれを使用しません(技術面の支援、アカウントのアクセス関連など)
  • このシステムの目的は、Wiki 上の既存の手順を置き換えることではありません。このシステムを介し、既存の手順がもっと使いやすくなることを目指します。

4. 通報拡張機能ReportIncident は繰り返し開発のスタート段階

昨年11月の話し合いでは、範囲をごく限って小規模に始めるにはどうすればよいか考え、繰り返し開発の最初の段階では非常に基本的な利用者体験を作成しようと決めました。

繰り返し開発初期として今回は何をするの?

  • 利用者トークページから通報できる。
    • 主題の見出しは対象。
    • コメントは対象。
  • 基本的なフォームに記入すると提出できる。
  • 送信先は固有のメールアドレス(テスト目的のためアドレスはダミー)。

設計

MTPのv. 1(テスト対象の最小版製品)では、ウィキメディアン個人の皆さんから記事の見出しあるいはトークページのコメントが嫌がらせなど不適切であると通報できるようにします。設計の具体案は以下のとおり。

設計の展開 – 次の段階とは

信頼安全製品チームでは現在、これらの初期設計を MTP として開発中しています。ベータ・クラスターへの展開、内部でテストし概念を実証します。その目的は技術に実現可能かどうか評価することにあります。すべてがうまく進んだ場合、次の段階でtest.wikimedia.org に展開して、使い心地をテストしてフィードバックを集めます。

初回の展開に関して、皆さんのフィードバックをトークページでお待ちしています。

2022年11月8日

この1、2ヵ月にわたり当チームでは問題発生の空間の把握と、皆さんが何に苦慮されている点、ニーズとこのプロジェクトが期待されていることを理解しようと努力してきました。その具体的な道すじは次のとおりです。
  • 嫌がらせ行為に関する調査その他の関連文書を通読し総合評価(2013年以降)。
  • ボランティアの皆さんで、ウィキペディア関連で嫌がらせ行為の当事者もしくは目撃者であった人にインタビュー(取材)
  • 財団職員、ユニバーサル行動規範(UCoC)起草委員、ウィキの役務者との協議

私たちは目的として優先順位、課題の広がり、製品の方向性として可能なことを識別しようとしました。

発見したこと、次の段階

安全に注力する

コミュニティの包括性と安全性に役立つことを目指す運動戦略の勧告。私たちの究極の目標はウィキメディアのプロジェクト群に参加する人々が安全だと感じることにあり、これを指針として実用最小限の製品(MVP)で注力するべきことに取り組みます。

プロジェクトの取り組み方:初めは小さく

当プロジェクトを考えるとき、思慮すべきことはたくさんあります。

  • 多種多様な利用者:レポートする人、反応する人、評論する人、告発を受けた人、モニターする人
  • 使い方の多様性:: 晒し、職権乱用、コンテンツ違反、セキュリティ違反、法的な問題など
  • 複雑さの多面性:管理者が嫌がらせ加害者である、オフウィキの嫌がらせ行為、政府の干渉など

当プロジェクトは時間の経過とともに進展してより複雑さを増していく見込みです。'そのため小さく小さく始めて、初めから複雑さが高いところに飛び込まないことが肝心です

焦点は2種類の利用者

利用者層について、複数のタイプがあるとわかりました。

  • 通報者:嫌がらせ行為を受け、事案(report)として届け出る人。
  • 対応者:事案の通報を受けた利用者で、手を貸そうとする人(人たち)。
  • 被通報者:事案で告発された利用者。
  • Monitor:事案の経過を追尾する人。目的は問題のより深い理解もしくは当事者が確実に適切に扱われるよう図るため。

最初は小さく始めるために、当初は通報者と対応者に焦点を当てます。

実用最小限の取り組み (MVPの短期目標)

近付きたい方法は、基本的な経験が実際に機能するか解決する手助けとなる小さなものを構築することにあります。

MVPの根本方針

  • 設計し試験し数個のパイロットウィキで公開します。
  • 目的が安全に取り組むことにあるために、UCoC3.1(ハラスメント)だけを対象にするつもりです。
  • 二つのユーザーグループのためだけに基本的な経験を調査します。
    • 報告者は報告を提出する方法を理解し、報告過程を完了するのに十分な満足を感じます。
    • 問題を理解するために必要な情報を提供しながら応答者は明確な報告を受け取ります。
  • MVPは現在の体制に繋がります(いかなる現存するプロセスを変えることはありません)。

この実験は重要な疑問を探求し回答し行うべきことを学ぶ助けにもなるべきです。

  • 入口(報告活動が始まる場所):何であり一つまたは複数持つべきか。
  • ユーザー:人々は容易に入口が見つかるか。従事する際に起こることを考えているか。
  • 規模:規模でできるか。応答者を力で圧倒するか。
  • データ:決定するために必要なデータを集める手助けとなるものを構築できるか。正しい方向に向かっていることを知るために何を評価できるか。

未着手の部分(現状)

この考え方は本当に狭い範囲で始まり数個のものを試しすべきことを学ぶことにあります。従ってまだするつもりのないことは非常に明確にする必要があります。

  • 悪い運営などの複雑な利用場面のためには解決していません。
  • 現存する欠陥のあるプロセスには合致していません。
  • UCoCのものは必ずしも安全に関するものではありませんが、安全にだけ焦点を当てています。
  • 不可知論的な報告 – これを行うには、基本的な報告体験が特定の種類の事案でも機能するかどうか検証することが先決です。("※"=Agnostic reporting。)

MVP 以降の流れ(長期の視点)

バージョン2と3に関するアイデアはいくつかあるものの、当初はMVP(実用最小限製品)を試験して皆さんに諮り(はかり)、反応を知りたいと考えます。この段階で学んだことは、将来のバージョンに関する決定にきっと役立つからです。

そのバージョン2と3関連のアイデアには以下を含みます。

  • 非公開の通報(非公開の空間を設けて通報者と対応者が交流)
  • 申し送り(Escalation=チーム外の実態に事案対応のサポート追加を依頼するため、先方に送る経路を設ける)

これら2案の妥当性を探るため、基本的な/核となる経験が実際に有効であることを確認しなくてはなりません。有効とわかったら、その上に構築していきます。

協議の主題

  • この取り組み方について、どう思われますか?
  • このプロジェクトに関して、どんな点が怖いとか、気掛かりですか?

皆さんのご意見ご感想ご助言をぜひトークページに投稿してください

2022年9月30日更新

問題空間をよりよく理解し、答えるべき重要な問題を識別するため、フィードバックを受け付け、既存の文書類を精読し、インタビュー(取材)を重ねてきました。現在は当プロジェクトの範囲をより明確にするため、これまでに集めた情報を総合判断する作業に取り掛かっています。大量の情報に目を通しており、ある程度の時間を要することは自明として、今までに知らなかったことがとてもたくさんあります。